風邪とは、くしゃみやせきなどの症状によって定義されるので、その原因は多種多様で、原因となるウィルスは200種以上存在するそうです。溶連菌という細菌がおこす扁桃腺や、ライノウィルスなどが感染して、鼻から喉の奥にかけての上気道という部位が炎症を起こすのが一般的だそうです。
風邪の原因となるウィルスに感染するのは、ほとんどの場合は風邪をひいた人から直接、あるいはその人が触った机やドアノブなどについたウィルスを手で触ってしまい、それを口や鼻に持って行くことで感染するそうです。つまり、風邪をひいた人が近くでくしゃみをしたら用心が必要です。
ウィルスは大変に小さくてマスクを通り抜けてしまうため、風邪の予防にはあまり役に立たないものの、風邪をひいている人がすれば回りになるべく散らばせないという意味では有効だそうです。秋から冬にかけては空気が乾燥するので、それはウィルスが壊れにくい環境なので、寒暖の激しさに身体が対応できないと免疫力が低下して風邪をひきやすくなるそうです。
風邪の予防には、ウィルスに感染しないように手を洗ったり、うがいをしたり、換気やマスクをしたりしますが、マスクは風邪が移らないようにするためよりも、移さないようにするための効果の方が大きく、換気はその効果が完全ではありません。頻繁に手を洗うのが一番効果的だそうですが、それも石鹸で丁寧に洗うの方がさらに効果的です。
抗生物質も、風邪の原因のほとんどがウィルスであることから、細菌の増殖を抑えるという有効性が効きません。風邪をひいた時の発熱は、風邪の治癒のために身体が熱を発する生体防御反応なので、解熱剤も今日の医学ではお勧めではないそうです。
手洗いに関しては、実際に実験をしてみると、簡単に手を洗うのと、丁寧に洗うのでは大きな差が出ます。ですがそのような予防よりもはるかにいい予防は、自分の身体の免疫力を上げてしまうことは言うまでもありません。ではどうしたら免疫力を上げられるでしょうか?それにはこのサイトのメインテーマである、健康の四原則に従うことが一番です。
人間が食べるべきものを食べる。動かすべき身体を動かす。ストレスを受けない、抱えない。いい睡眠をとる。この四原則に従えば自然と免疫力が高まります。なぜなら現代の人間は免疫力が低くなっているからです。
26.12.12