以前日本で免許証を取得しようとした時でした。 日本の免許証は持っていなかったものの、ドイツの免許証は持っていたのでその書き換えです。 元々は日本の免許証を30年以上も前にドイツの免許証に書き換えたのですが、ドイツ滞在が長く、日本の免許証は有効期限が短いのでそうなってしまいました。 お話のお相手は、千葉県の陸運局となるのでしょうか、警察となるのでしょうか、免許証センターのお役人さんです。
所定の列に並んで自分の番を待っていました。 いざ自分の順番になってドイツの滞在が長いので、もうとっくの昔に日本の免許証が切れてしまっているので書き換えたい旨説明しました。 パスポートを見せろといわれたのでその通りにすると、”これだけいろいろな国のスタンプがあって、どうやってドイツに長いことを証明するのですか?” と、訳の分からないことを言われました。 当時とても出張が多くてロシアの方まで含めてパスポートの中はヨーロッパ中の国々のハンコだらけ。
でもドイツの永久滞在許可証のハンコのようなものも大きく1ページを占めていたのでそれを説明しましたが焼け石に水。 ガンとして聞き入れてくれません...汗。 こ、こ、これが噂の日本のお役人か... と、思ったのですが、それでもあることを思いつきました。 その時は家内と娘も一緒にいたのですが、娘はドイツのパスポートも持っているのです。
両親がドイツに長いと、ドイツで生まれるその子供は自動的(?)に(確か)20歳までは日本とドイツの両方の国のパスポートがもらえます。 (但し20歳になるとどちから一つを選ばなければなりません。) 娘のドイツのパスポートを見せれば信じてくれるだろうと思い、”ドイツに長く滞在していなくて娘がドイツのパスポートをもらえると思いますか?” と、言ったのですが、さすがにその理屈は理解してくれたようでお陰様でお話が前に進みました。
ですが結局最後にまたしても訳の分からない理由で、”それでは今回特別に車とオートバイの免許証を発行しましょう。 但しオートバイの方は中型だけです。” と言われてしまいました...涙。 まるで商売の駆け引き? でも日本の免許証で日本で運転することはないので、”まあ、それでもいいか...” と受けてしまいました。